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2004.01.26
Webサービスの幻想
「セマンティックWebについての誤解と真実」に続く興味深い話。セマンティックWeb のときは物議をかもす(故意に物議をかもそうとしているのが見える)論調で もうちょっと別のやり方はないのか? と思ったけど、今回はおおいに共感できる。確かにその通り。
CNET Japan Blog - 江島健太郎 / Kenn's Clairvoyance:Webサービスのリアリティ
ベンダーが煽るような所謂「独立したサービスが自動的に連携されてひとつのシステムを作り上げる」という大袈裟なバラ色の未来を匂わせる「Webサービス」は全く馬鹿げていると思っている。
全く、同感。でも、ベンダーの立場からは、ユーザに売りこむときのキャッチフレーズが必要なことも確かで、幻想をでっちあげてる節がある。
例えば、出張にいくとき、どこか特定のポータルサイトへアクセスするだけ(ワンストップ)で、切符の手配からホテルの手配、手荷物の預託・配送、その他必要な手続きが全部できる。とか謳ってるのもそのひとつ。各社のシステムがWebサービスでつながって、ユーザからはあたかも1個のシステムに見えるというやつ。
まぁ、この程度のものなら、実現は不可能ではないと思うけど、現状の「Webサービス」で、何もかもうまくいくのか、本当に連携がうまくいくのかというと、非常にあやしい。同一ベンダが作っているWebシステム同士でさえ連携に問題があることが多いのに、マルチベンダでの連携がそんなにスムーズにいく訳がない。「Webサービス」がそれを一気に解決するなんてのは、今のところ、夢でしかない。
ところで「Webサービス」という言葉、あまりに一般的な用語の組み合わせで、しかも定義域が曖昧なため皆が不便を感じていると思うのだが、もっと細分化されたいい別称はないものだろうか?
確かにあいまいですね。名前の付け方次第で今まで(ほとんどの人に)見えてなかったものが見えてくる、ってこと、実際にありますからね。 いい名前が思いついたら、それだけで論文が書けるかもしれません。というのはちょっと大げさかもしれないですね。
(トラックバックするほどのことは書いてないので、トラックバックは保留。もっと追加すべき面白いネタが思いつくといいんだけど)
投稿者: tsupo 2004.01.26 午前 04:42
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