« 携帯にBlogクライアントを載せる その2 | トップページ | カクモイトシキ日々 »
2004.11.08
exciteブログ、独自のXML-RPC API を実装!?
blogger系とかmetaWeblog系とか既にある実質標準を無視して全てをプロプライエタリな独自実装にしてしまったんですね。しかもパラメータもかなり独特に仕上げている模様
「旅行びと日記」日記: エキサイトブログがXML-RPC対応・・?
詳しくは上記リンク先を読んでいただくとして、何が問題かというと、
HepCat Dev and Test: 業界標準を無視したエキサイトブログのXML-RPC
すでにある「業界標準」仕様を無視したプロプライエタリな独自仕様
混乱を避けようというBlog界の動きを完全に無視した動き
なんで標準を無視して、独自のAPIを実装するの? 標準を元に拡張するのならまだしも、完全に独自の API のようです。私の方でも、どんな API なのか、あとで詳しく調べてみます。
で、またしても ubicast Blogger が絡んでいる模様。HTML と XHTML の違いもわからずに「(Blogクライアント内の) HTMLエディタ」を実装しようとしていた人たちだけに、標準を守るという意識は最初からないのかもしれません。
これで完全に ubicast Blogger を使う気力がなくなりました。exciteブログの「ここうさぎ」対応、どうしようかなぁ? 管理画面と対話する今のやり方より、独自とはいえ実装済みの API があるのなら、それを使った方がいい。それは確か。だからといって、独自の API を認めるようなことはしたくないですしねぇ…… 困ったもんだ。とりあえず、現状のまま保留にしておきます。今後、標準的な API を実装するのかもしれないですしね。
現時点で XML-RPC API も Atom API も未サポート状態の blog の中の人たち、独自の API の実装をするのだけはやめてくださいね。標準とされている API を使ってください。標準では機能的に不足するということであれば、標準を改善する案を提出して議論を開始してください。ちゃんとしかるべき手順を踏まずに独自の API を実装しても、大多数からは無視されることになると思います。
ネタ元: 業界標準を無視したエキサイトブログのXML-RPC
*** 2004年11月8日 12時1分 追記 ***
ということで、exciteブログが実装した XML-RPC API について調べてみました
(参考資料: ubicast Blogger 0.9.14 付属の provider.xml)。
なお、以下の内容には、推測・推定が含まれますので、この記事の内容を元に excite に問い合わせるのは控えてください。
- エンドポイントURL
https://sec.exblog.jp/xmlrpc/weblogs.asp
(https を使っている点は評価できます)- なお、ユーザ登録用のAPIのみ、以下のエンドポイントURLを使うようです。
https://sec.excite.co.jp/idcenter/new_ubicast/?pname=blog&brand=xcit
(ubicast という文字列が含まれているのが気になります)
- なお、ユーザ登録用のAPIのみ、以下のエンドポイントURLを使うようです。
- API 一覧
- exblog.newBlog
- exblog.doLogin
- exblog.getBlog
- exblog.editBlog
- exblog.delBlog
- exblog.getTempKey
- exblog.newPost
- exblog.getPost
- exblog.editPost
- exblog.delPost
- exblog.getRecentPosts
- exblog.getPostList
- exblog.newComment
- exblog.getCommentList
- exblog.delComment
- exblog.sendTrackback
- exblog.getTrackbackList
- exblog.delTrackback
- exblog.getCategoryList
- exblog.newCategory
- exblog.delCategory
- exblog.editCategory
- exblog.newImage
- exblog.editPostImage
- exblog.getImageList
- exblog.delImage
- 記事投稿用APIの引数
- subject
記事の題名 - content
記事の本文 - excerpt
記事の概要 - morecontent
追記 - cgiid
カテゴリID - cgname
カテゴリ名 - cmtflag
コメントを受け付けるか否か - trbflag
トラックバックを受け付けるか否か - openflag
公開するか、下書きとするか - date
投稿日時 - ip
IPアドレス
- subject
管理画面の html ソースを見たことがある人なら、見覚えがある文字列がいくつかあると思います。 たぶん、管理画面のソース(asp)を元に、XML-RPC API を作ったんでしょう。 管理画面と対話するプログラム (要するに「ここうさぎ」のことです) を作った経験から、記事を投稿するまでに実行する必要のあるAPIもだいたい予想がつきます。
- まず、exblog.doLogin でログインし、ip を取得
- exblog.getBlog で (blog のトップページURLと) eid を取得
- eid を使って、exblog.getTempKey で tempKey を取得
- exblog.getCategoryList でカテゴリ一覧を取得し、ユーザに選択させ、cgiid, cgname を決定
- ユーザが書いた記事を元に subject, content を決定
- ユーザの指示により、cmtflag, trbflag, openflag, date を決定
- ip, subject, content, cgiid, cgname, cmtflag, trbflag, openflag, date(, tempKey, eid) を使って、exblog.newPost で記事を投稿
おそらく、こんな流れになるのでしょう。
excerpt で「概要」、morecontent で「追記」も各々書けるのに、ubicast Blogger ではサポートしていないようです。
投稿者: tsupo 2004.11.08 午前 08:35
| 固定リンク
|
|
| ![]()
|
|
アマゾンわくわく探検隊
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
この記事へのトラックバック一覧です: exciteブログ、独自のXML-RPC API を実装!?:
» excite Blog の API from blog.bulknews.net
HepCat Dev and Test: 業界標準を無視したエキサイトブログのXML-RPC 観測気球: exciteブログ、独自のXML-RPC API を実装!? いろいろたたかれているようなので、alternative な意見も少し。 続きを読む
» exciteブログの独自 API from 観測気球
ちょっと先走ったことを書きすぎたかもしれません。API の仕様の公開を待ちたいと思います。 続きを読む
» exciteブログへの対応について from Blogger開発記
exciteブログへの対応の際に、いろいろな方から賛否両方の意見を頂きました。議論が少し落ち着いてきたところで、当事者の一人として、この件について改めて整理して... 続きを読む



