アプリケーションとしての Web

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ドキュメントに対してユーザが行うアクションは「読む」「書く」「リンクを張る」だけなので、従来的な検索エンジンはサーバ上をクロールしてドキュメントの中身とリンク関係を把握することにより、高い精度でWeb上で何がおきているかを把握できました。

一方アプリケーションに対してユーザが行うアクションはアプリケーションごとに異なり、しかもそのアクションはクライアント側でおきますので、サーバ側をクロールするだけではWeb上で何がおきているのか把握できない（実際には精度が下がる）わけです。

ECナビラボ プログラマー 須藤洋一ブログ: Webはドキュメントからアプリケーションになろうとしている

Google には Google Desktop というものがあります。Google がその気になれば、クライアント側で何が起きているかを把握することができる訳です。Ajax が普及し、Web のアプリケーション化が進行した世界のことも、すでに Google は考慮済みなのではないでしょうか? (本当のことはわかりませんが)

Ajax を利用した Web アプリケーションのリリースを続ける各社が、一方ではデスクトップ検索やツールバーを開発し、クライアント側にインストールさせようとしているのは、Ajax 普及後の世界での覇権争いがすでに視野に入っているからだ、と考えてみるのもおもしろいと思います。

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*** 追記 ***

タイムリーなネタを発見。

どうせそこまで行くのならどこまでも行ってもらいましょう。ストレージもアプリケーションもOSも作るのならパソコンも作ってもらいましょう。グーグルパソコンはグーグルが作ってただで配ります。

hasenkaの日記 - Google PC

Google が PC も作って配っちゃう。Google に蓄積された user experience や PC の使用状況、そして場面に応じた最適な広告を表示する機能付きの PC。実際にそういう PC が出現しても全然不思議じゃないですね。そんな世の中、嫌だけど。