Amazon に Ajax 風の「商品評価」機能が搭載されました

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いつの間にやら、amazon.co.jp の個別商品ページの左側に、「この商品を評価する」というのが設置されています。評価を表す星マーク(5つのうちのどれか)をクリックすると、画面遷移なしに、評価がサーバに送信されて、「保存しました」と表示されます。

ソースを見てみたら、JavaScript が ON のときは amz_js_sendRating() という function を使って評価を送信し、OFF のときは form を表示して、「保存する」ボタンを押すと評価を送信できるようになっているようです。

試しに JavaScript を OFF にして、個別商品ページを表示させてみました。

JavaScript が OFF のときの「商品を評価する」の表示

さすがに、JavaScript OFF のときは画面遷移が発生してしまいますが、JavaScript が ON でも OFF でも使える(商品の評価ができる)ようになっているのはいいことです。

ということで、エンドポイント URL や送信すべき引数がわかったので、この「商品の評価を送信する」API を利用した、野良アプリケーションが作れそうです。今までは、アマゾンのサーバから情報を取ってくる方の API しか公開されていませんでしたが、これからは情報を登録/更新する API も順次公開されていくものと、期待しています。

追記

アマゾンがAJAX化しないのは理由があると思います。

CNET Japan Blog - 中島聡・ネット時代のデジタルライフスタイル：既存のウェブサイトをAJAX化する意味が本当にあるのか?

本記事で示したように、すでに Amazon には Ajax を使った機能が導入されています。上記で示したもの以外では、各個人別の「おすすめ」ページに表示される商品について、「すでに購入済み」、「興味がない」のいずれかを選択することで、以後「おすすめ」しないようにできるのですが、このインターフェースに Ajax が使われています。

まわりが Ajax はいい、Ajax を使おう、とはしゃいでいるのに釣られて、大挙して Ajax に群がるのに警鐘を鳴らすのには賛成です。Ajax を使った方がいいところ、使わなくてもいいところをちゃんと見極めるのは大切です。

(以上、2006年6月25日 追記)