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2006.08.26
「昨日書いてあった内容と今日になって書き直された内容が全然違う記事」を見て思ったこと
「昨日書いてあった内容と今日になって書き直された内容が全然違う記事」というのは、具体的には「文芸評論家・加藤弘一の書評ブログ: 『人類最高の発明アルファベット 』 ジョン・マン (晶文社)」という書評記事なんですが、昨日(というか、2006年8月24日)に書かれていた内容と、今(2006年8月26日)読める内容が全く違っています。前の内容に、今回の内容を追記する、というのなら理解できるんですが。以前書かれていた内容も、今回書き直された内容も、どちらも興味深いし、両方とも後で何回か読み返してみたいと思うような中身です。なぜ、昨日まで書かれていた記述を完全に消してしまって、一から書き直すというようなことをしたんでしょうか? 確かに、以前の内容は、著者に対する皮肉とか、欧米の文字研究(の遅れ、興味のなさ)に対する批判が中心で、ある意味ネガティブな印象を与えるもの(しかも書評というよりも、単に自分の言いたいことを言うための肴として、この本を利用しているだけという印象が強かった)でした。新しく書き直された内容はちゃんとした書評になってますね(書評になってないと指摘されて書き直したのかな?)。
人類のあらゆる話し言葉をわずか二十数個の意味をもたない記号で表すことのできるアルファベット。
このすぐれた文字表記システムはいつどこで生まれ、どのように世界にひろまっていったのか。
4000年前にエジプトで発明されたアルファベットは、その単純さと柔軟性によってどんな言語にも適応し、自らもより効率的な文字コミュニケーションのかたちへと成長しながら、世界各地の文化形成に大きく貢献した。
アルファベットの豊かな発想と伝播の道すじを、興味つきないエピソードで明かす、驚きと発見に満ちた本。
とりあえず、昨日まで読めた内容の一部は、自分ではてなブックマークのコメント欄に残しておいたのがあるので、その部分だけは読めます。内容が完全に別物に書き変わってしまうと知ってたら、Web魚拓を取っておくか、全文を Google Notebook にメモっておくか、はたまた Blue Dot で保存可能な文字数の限界いっぱいまで記事の全文を Quoted 保存しておいたのに。今となっては、あとの祭り。
で、それはともかくとして、blog に限らず、Web 上で公開された文章は、(紙に書かれた文章に比べて)更新が容易であり、実際、頻繁に更新されるものもあります。で、ほんのちょっとした更新なら最新のものが読めれば十分ということも多いのですが、今回の件のように、全く違う内容に変わってしまう(しかも新旧どちらもそれなりに重要なことが書いてある)と、両方とも残しておいて、後で読み返したいと思うケースもある訳です。Web魚拓を取るよう習慣付けるとか、手がないわけではありませんが、人間のすること、必ず抜け(Web魚拓の取り忘れ)があります。
で、確実に差分を残すにはどうすればいいか。フィードを配信している場合(それも全文配信している場合)に限定されますが、RSSリーダーですべての更新を記録しておいて、あとで読み比べることができるような機能を実現するのがいいんじゃないかと思いました。そういう機能をもった RSSリーダー、出てこないかな。
とりあえずは、フィードの内容をタイムスタンプ(か版数を示す数値)を付与したファイル名で保存・蓄積しておいて(あるいは、版数のわかる形でデータベースに放り込んでおいて)、気が向いたときに差分チェックをする、という感じかなぁ。収集対象のフィードの数がめちゃくちゃ多いと、あっという間にディスクがあふれそうだけど。
おまけ
この記事、勢いだけで書いてるので、たぶん、後で書き直します (笑) / やっぱり、何をどう更新したのか、後でじっくり追求したいという需要はありますよね? ビジネスチャンスですよ。(って、誰に言ってるんだか)
関連リンク
- URI『『人類最高の発明アルファベット 』ジョン・マン(晶文社)』 | 1470.net
- ECナビ人気ニュース - 『人類最高の発明アルファベット 』ジョン・マン(晶文社) の詳細 / ニュースに特化したソーシャルブックマークサービス
投稿者: tsupo 2006.08.26 午後 01:02
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コメント
BlogNavigatorというRSSリーダーは取得したFeedを自動的にMHT形式で保存することが出来ますので、その時点のスナップショットを保持できます。
多量のFeedを登録すると重くなるのが難点ですが。
http://www.forest.impress.co.jp/article/2005/06/13/blognavigator.html
http://www.stardock.com/products/blognavigator/index.asp
投稿者: saizo (2006.08.26 午後 09:24)
BlogNavigator というのは知りませんでした。保存したい記事を見ているときに右クリックで MHT形式で保存できるんですね。
とりあえず、それでもいいんですが、私が欲しいのは、自動的に(RSSリーダーが勝手に)フィードの更新差分を保存していってくれるようなの、なんですが、いま私が購読しているフィード全部でそれをやったら、(無圧縮で保存した場合)数日で1GBとかいっちゃいそうで、現実的ではないかもしれません。頻繁に更新していることを検知したら、そこだけ更新差分を残すようにするとか、ある程度の妥協は必要でしょうね。
投稿者: tsupo (2006.08.27 午前 03:25)
> 私が欲しいのは、自動的に(RSSリーダーが勝手に)フィードの更新差分を保存していってくれるようなの
BlogNavigatorでは設定次第で自動的にMHT形式で保存してくれますので、お望みのように出来ると思います。
しかし、仰るとおり全部のFeedを自動MHT保存にすると結構なサイズになってしまいます。
それよりも問題なのが、MHT形式はHTMLの中にバイナリをエンコードして埋め込んだもので読み込み時にいちいちデコードしていく必要があるため、表示エントリが多い場合にほとんどフリーズ状態になっちゃうんですよね。
その辺はバージョンアップで解消されるかもしれませんが、現時点ではFeed数を絞らないと使い勝手がかなり悪くなるように思います。
投稿者: saizo (2006.08.28 午後 12:25)