Sharp Reader 0.9.7.0 がリリースされました

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Windows 用の RSS/Atom アグリゲータ SharpReader が久々にバージョンアップ。0.9.7.0 がリリースされました。

Run internal browser in restricted security zone in order to make IE responsible for blocking restricted content, instead of just doing so by parsing and stripping tags.
Allow embedded CSS styles in item descriptions (was previously disabled because of javascript exploits that are now caught because of the security zone).
Support both <commentRSS> as well as <commentRss> as there was some confusion as to the proper capitalization of this element.

public virtual MemoryStream: SharpReader 0.9.7.0

上記以外では、"Improved handling of relative urls in atom feeds" が興味深いところ。RSS/Atom フィードの評価をしてくれるサービス Feed Validator では、相対パス形式の URL があると警告(またはエラー)になります。なんでエラー扱いにするかというと、オンライン設置型の Bloglines 等では、相対 URL に対する特別な配慮をせず、相対 URL のまま、Web ブラウザに評価させるもんだから、Bloglines の場合は、Bloglines のサイト内へのリンク(URL)だと解釈されて困ったことになったりするという問題があるからですね。元の記事を、元の記事の存在するサイトで閲覧する場合は、相対パスはそのサイト内のパス(URL)として扱われるので問題は起きませんが、相対パスのまま、RSS/Atom フィードとして配信してしまうと、フィードの閲覧先サイト内のパス(URL)になってしまう、という訳です。

相対URLを使ったときに発生する問題

元記事の URL が http://watcher.moe-nifty.com/memo/2006/08/sharp_reader_09_7c35.html の場合、その記事の中で「相対パス形式で書かれた URL」 /memo/2006/08/post_bdc2.html を書いたとします。

この記事を http://watcher.moe-nifty.com/ 内で読めば、上記相対URL は http://watcher.moe-nifty.com/memo/2006/08/post_bdc2.html と解釈(展開)されます。

一方、上記記事の RSS フィードを Bloglines (http://www.bloglines.com/) で読むと、 http://www.bloglines.com/memo/2006/08/post_bdc2.html のように解釈(展開)され、そんな URL の Webページは見つからない、ということになります。

本当は、記事を書くときに相対パスを使ってしまった場合、ブログシステムの方で自動的に絶対パスに変換してくれればいいんですが、そこまで、面倒見てくれるブログサービスって、(たぶん)ないですよね? そんな相対パスを SharpReader は、ちゃんと本来の(元記事の存在する)サイト内のパス(URL)に変換してくれる、というのが、今回のバージョンアップで実現された改善点の1つです。

今回のバージョンアップの目玉の commentRSS は、まだ日本ではあんまり見かけないので、ありがたみがどれだけあるか疑問なんですが、普及してきた暁には大いに役に立つのでしょう、きっと。

ここ1年くらい、SharpReader は使ってないんだけど、たまには使ってみるかなぁ。前よりは軽くなってるということだし。でも、オンライン型の feed aggregator に慣れちゃうと、もはや戻れない(戻りにくい)のも確か。