IE が標準のブラウザ(通常使用するブラウザ)に戻らない ― sleipnir から IE に戻す場合

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[要旨] いったん Sleipnir2 を「標準のブラウザ」にしてしまった後の、「標準のブラウザ」を元に戻す方法について解説してみます。
[キーワード] Sleipnir,Sleipnir2,レジストリ,標準のブラウザ,既定のブラウザ

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2007.07.24

IE が標準のブラウザ(通常使用するブラウザ)に戻らない ― sleipnir から IE に戻す場合

最終更新: 2007年7月26日

私はsleipnirを使用していて、標準のブラウザをIEにもどせなくなってしまいました。
「プログラムのアクセスと既定の設定」やSetBrowser for Windowsでの調整もしてみたのですが、どうにもこうにももどりません。

[観] IE が標準のブラウザ(通常使用するブラウザ)に戻らない - コメント欄

コメント欄」にあるように、通常は、以下の方法で「標準のブラウザ」を未設定の状態にすることができます。

  • 「ツール(T)」→「Sleipnir オプション(B)」で、「クライアント」→「全般」の「標準のブラウザに設定する(D)」のチェックを外す (Sleipnir2の場合)

上記の操作をした後、いったん Sleipnir2 を終了し、「標準のブラウザ」にしたいブラウザを起動し、「標準のブラウザにしますか?」というダイアログが表示されたときに「はい(Y)」と答えれば、そのブラウザが「標準のブラウザ」になります。

この方法でも、「標準のブラウザ」が切り替わらない、もしくは「未設定」のままになる場合は、以下の解説を参考に、復旧を試みてください。ちなみに、html ファイルをダブルクリックしたときにワードパッドあるいはノートパッドが立ち上がるような場合は、「未設定」になっているものと思われます。

いろいろ試してみても「標準のブラウザ」を元に戻せない人向けの解説

Windows の「標準のブラウザ」に関連するレジストリのうち主要なものには以下のものがあります。

  • HKEY_CLASSES_ROOT\htmlfile\shell\open\command
  • HKEY_CLASSES_ROOT\http\shell\open\command
  • HKEY_CLASSES_ROOT\http\shell\open\ddeexec\Application
  • HKEY_CLASSES_ROOT\https\shell\open\command
  • HKEY_CLASSES_ROOT\https\shell\open\ddeexec\Application

IE が標準のブラウザ(通常使用するブラウザ)に戻らない」で紹介した方法では、上記のレジストリの復元まではやってくれます。実は、sleipnir は上記以外のレジストリもいじっているため、完全に復元しようとすると、そのレジストリもいじる必要があるのです。

そのレジストリは、以下の3つです。

  • HKEY_CLASSES_ROOT\http\shell
  • HKEY_CLASSES_ROOT\https\shell
  • HKEY_CLASSES_ROOT\htmlfile\shell

最初の2つのレジストリの値は通常は両方とも open、残りの1つは opennew になっている(「標準のブラウザ」が IE のときも、Firefox のときも、Opera のときも)のですが、sleipnir を「標準のブラウザ」にしてしまうと Sleipnir2 という値に書き換えられてしまいます(Sleipnir2 の場合)。通常は Web 上のファイルにアクセスする標準の動作は open (開く)という動作になっている訳ですが、これを 「Sleipnir2 する」という動作(動詞)に置き換えています。「IE が標準のブラウザ(通常使用するブラウザ)に戻らない」で紹介した方法では、この3つのレジストリが書き換えられていることまでは考慮していないため、元に戻らないのです。

ということで、「IE が標準のブラウザ(通常使用するブラウザ)に戻らない」で紹介した方法を実行した後、さらに上記のうち最初の2つのレジストリの値を Sleipnir2 から open に変更し、残りの1つを opennew に変更することで、「標準のブラウザ」を元に戻すことができます。ただし、レジストリをいじる作業は、慎重に行なってください(誤って別のレジストリをいじってしまうと、何らかの動作異常が起きる可能性があります。ご注意ください)。

絵を使って説明してみる

この2つのレジストリについて、簡単に絵を使って説明してみます。

HKEY_CLASSES_ROOT\http\shell の値が open ではなく Sleipnir2 になっているため、http なストリームを開くのに HKEY_CLASSES_ROOT\http\shell\open\command で指定されているコマンドではなく、HKEY_CLASSES_ROOT\http\shell\Sleipnir2\command で指定されているコマンドを使おうとします。

まず、http の方を Sleipnir2 から open に書き換える
まず、http の方

HKEY_CLASSES_ROOT\http\shell の値を open に書き換えることで、http なストリームを開くのに HKEY_CLASSES_ROOT\http\shell\open\command で指定されているコマンドを使うようになります。

https の方も http と同様、Sleipnir2 を open に書き換える
同様に https の方もいじります

同様に、HKEY_CLASSES_ROOT\https\shell の値を open に書き換えることで、https なストリームを開くのに HKEY_CLASSES_ROOT\https\shell\open\command で指定されているコマンドを使うようになります。

さらに、HKEY_CLASSES_ROOT\htmlfile\shell の値を opennew にすることで、html ファイルをダブルクリックしたときに、HKEY_CLASSES_ROOT\htmlfile\shell\opennew\command で指定されているブラウザが立ち上がるようになります。

レジストリを自分でいじるのが不安な人向けの復旧方法

手でレジストリをいじるのは不安だという人のために、簡易レジストリ復旧方法を書いておきます。

  1. まず、以下のファイルをダウンロードしてください。
    レジストリ復旧用ファイル
    (上記のリンクを右クリックして「対象をファイルに保存」を実行してください)
  2. ダウンロードしたファイルの名前を rev.reg に変更してください(拡張子が .reg だったら何でもいいです)。
  3. rev.reg をダブルクリックしてください。
  4. 「レジストリに追加しますか」というダイアログが表示されたら、「はい(Y)」を押してください。
  5. 「レジストリに正しく入力されました」というダイアログが表示されれば成功です。

ただし、rev.reg をダブルクリックしたとき、 Windows XP の場合は(Vista の場合も?)、以下のようなダイアログが出ます。

セキュリティの警告が出たら、いったん「キャンセル」を押す
セキュリティの警告が出たら、いったん「キャンセル」を押す

ここで、そのまま「実行」を押してもいいのですが、いったん「キャンセル」を押してください。そして、rev.reg ファイルのアイコンを右クリックして「プロパティ」を選んでください。すると、以下のようなダイアログが出ます。

rev.reg ファイルの「プロパティ」
「ブロックの解除」を押す

「ブロックの解除」のボタンを押して、「OK」を押してください。そして、再び、rev.reg をダブルクリック。今度は警告が出ることなく、レジストリの追加ができると思います。

ちなみに、rev.reg ファイルの中身は、以下のようになっています。

Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_CLASSES_ROOT\http\shell]
@="open"

[HKEY_CLASSES_ROOT\https\shell]
@="open"

[HKEY_CLASSES_ROOT\htmlfile\shell]
@="opennew"

投稿者: tsupo 2007.07.24 午前 02:50 | 固定リンク | このエントリーをはてなブックマークに追加 | このエントリを del.icio.us に登録 このエントリの del.icio.us での登録状況 | このエントリを Buzzurl に追加このエントリの Buzzurl での登録状況 | このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリのlivedoorクリップでの登録状況 このエントリをlivedoorクリップに登録している人の数 | 酢鶏巡回中

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» FireFoxからIEに規定のブラウザを変更する from ネットではてな?解決
あるブラウザを使っていて規定のブラウザ(通常使用するブラウザ)をほかのものに変更... 続きを読む

受信: 2007.11.02 午後 10:08

» ブラウザ「Sleipnir(スレイプニル)」を使ってみる(2)URLショートカットで起動するブラウザをSleipnir以外(特にFireFox)にしたくても出来ない場合の留意点 from The徒然★Re-Mix
 表題、文章が長すぎてすみません。  最近、”Sleipnir”(スレイプニル) 続きを読む

受信: 2009.01.08 午後 11:16

コメント


Sleipnir2の場合、
「ツール(T)」→「Sleipnir オプション(B)」で、
「クライアント」→「全般」の「標準のブラウザに設定する(D)」のチェックを外せばよいと思ったんですが、これだと戻らないことがあるんでしょうか?

投稿者: 風柳 (2007.07.24 午前 05:59)


そういう方法があるんですか。それは試してないです。この記事を書いてよかった (^^;

今回の件は、IE (や Firefox や Opera) の起動時に「標準のブラウザにしますか?」に「はい」と答えても「標準のブラウザ」にならない、あるいは、コントロールパネルで「標準のブラウザ」を明示的に切り替えても、Web 上の html ファイルを開く、すなわち

ShellExecute( NULL, "open", url, NULL, NULL, SW_SHOWNORMAL );

を実行すると依然として Sleipnir2 が立ち上がってしまう、という話です。他のブラウザは、これらの方法(=標準的な戻し方)でちゃんと切り替わる(Sleipnir2 が関わらない限り)のに、いったん Sleipnir2 を入れてしまうと、これらの標準的な戻し方では戻らなくなってしまう(Sleipnir2 をアンインストールしても依然として Sleipnir2 を立ち上げようとして「コマンドまたはファイル名が違います」になるなど)、といった問題が存在しています。ブラウザ一般の常識にはずれた独自のレジストリ設定はやらない方がいいんじゃないかな、と思いますが、この辺は Sleipnir の関係者は別の見解を持っているのかもしれません。

投稿者: tsupo (2007.07.24 午前 11:09)


あと

http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3100936.html

この手の問題が発生するのも、shell\open とは別に shell\Sleipnir2 を使っているからではないかと思います。shell\open\command に設定されている方のブラウザ(が本来の「標準のブラウザ」)を強制的に立ち上げようとする実装のアプリケーションなら、Sleipnir2 ではない方のブラウザが立ち上がるでしょう。

投稿者: tsupo (2007.07.24 午前 11:28)


どうもお世話になってます。
barlog を運営しております”だい”です( twitter では daisuke )
初心者の方には有り難い記事ですね、お疲れ様です。
Sleipnir の Vista に対する仕様変更は少ないとはいえませんからねえ。
昇格関連におけるユーザー側の対処は
PowerToy ( http://barca.daa.jp/archives/2007/05/-vista-tips-9-toy-uac.php )
などで賄えれば良いのですが作者さんにとっては障壁以外の何者でもありませんね(汗

.reg ですが Vista では 右クリック→結合 で適用すると管理者権限でレジストリエディタを経由するので初心者の方にはスマートかもしれません。

では。

投稿者: だい@barlog (2007.07.24 午後 01:21)


> 「ツール(T)」→「Sleipnir オプション(B)」で、
> 「クライアント」→「全般」の「標準のブラウザに設定する(D)」のチェックを外せば

試してみたけど、駄目でした。html ファイルをダブルクリックすると open ではなく、open with で設定されているアプリケーション(通常はワードパッドかノートパッド)が開いてしまいます。要するに「標準のブラウザ」が何も設定されていない状態になってしまうようです。

さすがに、Spleinir2 の前に「標準のブラウザ」だったブラウザに戻してくれる、というところまではやってくれないようですね。

投稿者: tsupo (2007.07.24 午後 02:32)


(つづき)
> 「ツール(T)」→「Sleipnir オプション(B)」で、
> 「クライアント」→「全般」の「標準のブラウザに設定する(D)」のチェックを外せば

これをやった後、IE を起動して、IE を「標準のブラウザ」に指定しても、依然として html ファイルダブルクリックで立ち上がるのはワードパッドかノートパッドです。

やっぱり、http\shell と https\shell の値を open にする作業は別途必要ですね。

投稿者: tsupo (2007.07.24 午後 02:39)


場合によっては
HKEY_CLASSES_ROOT\htmlfile\shell
の値もいじる必要があるようです。このレジストリの値が Sleipnir2 のままの場合は opennew に直せば、元に戻ります。

あとで、記事本体の方に追記するか、記事に修正を入れるか、します。


もう1つ。
> 「ツール(T)」→「Sleipnir オプション(B)」で、
> 「クライアント」→「全般」の「標準のブラウザに設定する(D)」のチェックを外せば

この操作でちゃんと戻る環境もあることを確認しました。戻る環境と戻らない環境の違いは今のところよくわかりませんが、戻らない環境の場合は、この記事で書いたレジストリの復元をお試しください。

投稿者: tsupo (2007.07.24 午後 03:05)


お世話になります。

私は普段、FireFoxを使っております。

興味本位で「Sleipnir」を使い始めてまだ日が浅く、Sleipnirの知識が無いものですから、規定のブラウザをFireFoxにしたのにも関わらず、URLショートカットからだとSleipnirが起動してしまうので、困っておりました。

色々Webを検索しておりましたら、貴サイトの本記事にお邪魔することが出来、それに従ってレジストリを変更してみたところ、見事、FireFoxで起動できるようになり、解決することができました。

これからも、ちょくちょく拝見させて頂きますね。

では。

投稿者: きかてぃk (2009.01.07 午後 11:09)


私ももろにこのパターンになり、色々やりましたがまったくダメで
途方にくれていましたがこの記事の簡易レジストリ復旧方法で
見事復旧致しました。本当にありがとうございました!

投稿者: africat2 (2010.10.27 午後 08:27)

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