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2007.10.28
RIMNET のシェルホスト終了に伴うあれこれ
2007年10月のある日、以下のような内容のメールが届きました。
2007年07月12日、弊社ホームページに掲載いたしました 『リムネット shellサービス終了のお知らせ』 におきまして、"2007年10月12日(金) 15時00分をもって同サービスを終了する" 旨ご案内させていただいておりましたが、諸般の事情により、サービス終了日を延期させていただくこととなりました。
リムネット会員の皆様へ: shellサービス終了日変更のお知らせ
shellサービス (サービス開始当初はシェルホストと称していました) が終わるなんて聞いてないよ! shellサービスが使えなくなるということは、
- C で書いたプログラムをシェルホスト上でコンパイルして、ftp で Webサーバに転送する、という一連の作業ができなくなる
→ 自作の Webサービスのアップデートができなくなる (私が作ってる Webサービス、CGI の類はほとんど C で書いてます) - crontab が使えなくなる
→ アクセスログを整理したり、Web サーバ上で動かしているプログラムにトリガを送ったりするのに crontab による定期実行を利用しているんですが、その辺が使えなくなってしまう
→ トリガを送るだけなら、自分のローカルPCからもトリガを送れるはず。問題は UNIX コマンドに依存している処理をどうするか?
といった問題が発生するということ。これはかなり影響がでかい。具体的に、シェルホストをどういうことに使っているかというと、
- このブログのサイドバーに設置している「よく読まれている記事」、「本日のリンク元」で表示しているデータの日時更新処理のトリガを発生させる (ココログでは crontab が使えない、独自の CGI が設置できない、という制約があるので、やむを得ず、RIMNET を利用しています)
- 「今日は何の日?」のアップデート(コンパイル、リンク)作業を行なう
といったことに使っています。
で、シェルホストを使っている人は昔から UNIX を使いまくっているヘビーユーザが多いと思われるので、私以外の人も結構、今回のサービス終了は影響が大きいはず。もっとも、すでに、リムネットから他のプロバイダに引越ししちゃってる人が大部分で、影響を受ける人は少ないのかもしれませんが。
人によっては、非常に影響が大きいのに、Web 上でサービス終了の告知をしただけで、メールでの告知はしてなかったんですね。それで、10月になって冒頭のメールが来るまで、私はサービス終了に気付いてませんでした。そもそも、リムネットの会員向けページなんて、何か重大なネットワーク障害が発生したと思われる(そして、原因がリムネット側にある可能性が高い)ときくらいしか、見ないし (^^;
リムネットでは、お客様に Unix shellをご利用いただけるサーバ環境をサービス提供して参りましたが、迷惑メールの大量配信や機材の老朽化等、諸般の事情により、誠に勝手ながら、2007年10月12日をもちましてshellサービスを終了させていただくこととなりました。
リムネット shellサービス終了のお知らせ
このお知らせ、メールでも伝えて欲しかった。Web だけで告知をすませるというのは、手抜きすぎる。
そんなこんなで、10月末が近づいてきたので、とりあえず、以下の作業をしました。
- 「今日は何の日?」のアップデート (アップデート内容は、今年から適用される「国民の休日」に関する諸々をサポート、など ← アップデートするの、遅くなってすいません)
- crontab で設定している内容の保存
あとは、crontab の内容を元に、ローカルPC で代替できそうなものは代替する、できないものは、どうするか対策を練る、という作業が残っています。
今日中にできるところまでやってしまうつもり。とりあえず、いったん寝ます。おやすみなさい。
補足
リムネットのサービス開始当初は、1台のサーバが Webサーバ、メールサーバ、FTPサーバ を兼ねていて、さらに telnet 経由で login して、CGI のコンパイル、設置とかもできたんですが、セキュリティ上の理由とかその他いろいろな事情で、Webサーバには telnet で入れなくなり、代わりに、どうしても UNIX シェルが使えないと困る人のために、シェルホスト(shellサービス)を提供する、という形になったのでした。シェルホストは特に新たな料金負担なしで使える(ただし、契約する必要あり)こともあって、そのまま引き続いて使っていました。ただ、不便なことに、RIMNET のアクセスポイント経由でないとシェルホストには telnet できないという制約があり、ADSL 導入後も、シェルホストにつなぐためだけにダイアルアップ回線(とモデム)を温存し続けていました(私の場合、ADSL はリムネットとは別のプロバイダのを使っている関係で、残念ながら ADSL 経由ではシェルホストに telnet できないのです)。
shellサービス終了で、ダイアルアップすることもなくなりそうです。これだけはメリットかな。
参考
投稿者: tsupo 2007.10.28 午前 06:41
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